オリジナル陶器の制作ならおまかせください。
マグカップをはじめ様々な陶磁器製品・ガラス製品をご用意しています。
東京・渋谷区に店を構える「CAFE:MONOCHROME カフェ:モノクローム」。
映画・音楽・アートをコンセプトにした隠れ家的空間として、2015年のオープン以来映画好きのお客さんから愛されるカフェ。映画をモチーフにメニュー、アート本、映画のパンフレット、珍しいポスターやグッズに囲まれた、まさに映画好きによる映画好きのための空間。
「CAFE:MONOCHROME」で取り扱うオリジナルマグカップ・オリジナルプレートは、細部までとことんこだわり、可能な限りご要望にお答えして制作した自慢のオリジナル陶器の数々です。
今回、ご依頼されたきっかけから完成までのエピソード、お店にまつわる秘話などを取材させて頂きました。
打ちっぱなしのコンクリートの壁に、黒と白を基調とした現代的かつインダストリアルな印象で、店名の「モノクローム」にぴったりのインテリアで統一されています。コアな映画好きが集まるカフェということで、店の中央には大きなスクリーンも。個性的な内装や雰囲気に、思わず心が躍ります。
映画好きを唸らせる個性的なカフェ「CAFE:MONOCHROME」を開いた理由
とても個性的な映画カフェですね。お店を開いたきっかけを教えてください。
ー川村氏
元々僕は20年くらい本業で映像ディレクターをやっていて、自分のオフィスのような事務所を作りたいと思っていました。そこで雰囲気がいい場所を見つけたので、先鋭的なデザインをされている一級建築士の玉上貴人さんに内装のデザインをお願いしました。
玉上さんは有名な方なのですが、お会いしてみたら、映画好きで話しが合いました。そんな経緯もあって、ここでお茶を飲めるようにしようとか、スクリーンはあったほうがいいなとか、色々やっているうちにカフェがやりたくなっちゃったという感じです。
はじめの頃は映像好きなお客さんにちょっとコーヒーを出せたらいいなくらいに思っていたのですが、デヴィッド・リンチ監督がブレンドしたコーヒーを取り寄せて提供してみたら、日本で飲めるのがうちだけだったので、徐々に買いに来てくれるお客さんがいらして…。
ちょうど、デヴィッド・リンチ監督の人気ドラマシリーズが25年ぶりに新作を出すという話があって、それにちなんだ企画でテレビに出演させてもらったりして、段々とカフェが本格的になっていって今に至るという感じです。
こちらのお店はオープンして何年目くらいですか?
ー川村氏
今年で丸4年で、5年目に入ったところです(*2020年3月時点)。開店したのが1月20日ですけど、この日が先ほども言った“デヴィッド・リンチコーヒー”の監督の誕生日かつ僕の誕生日という…。偶然ですけど。
素敵な偶然ですね。デヴィッド・リンチコーヒーについて詳しく知りたいです。
ー川村氏
ご存知だとは思いますが、デヴィッド・リンチ監督は、カルトの帝王といわれているような方で、有名な作品は社会現象にもなった『ツイン・ピークス』というドラマシリーズです。元々は画家ですが、カンヌ国際映画祭など様々な賞を受賞されています。
そのデヴィッド・リンチ監督がブレンドしたコーヒーがあると知って、このお店を始めるきっかけで取り寄せたら、すごい好みな味で。酸味が少なくて苦味がしっかりあって好みの味だったので、これで始めようと思いました。
開店からこれまで、お店はどのように運営されていたのですか?
ー川村氏
開店してから2〜3年は妻と2人で切り盛りしていました。お互い本業があったので、最初は本当に土日くらいしかやってなかったのですが、徐々にスタッフが入ってくれたことで、毎日開けるようになりました。最初の頃は何回も来てくれてるのにやってなくて入れなかったお客さまには申し訳なかったです。
ー阿佐子氏
主に私がキッチンで、主人はサーブをしたり、お客さんとお話しするのが多かったですね。 映画好きな方って、お話しするのが好きな方が多いんです。そういうことになるとは全然考えてなかったんですけど、 常連さんは主人と話しがしたくてご来店される方がほとんどです。
ー川村氏
カルトな映画が好きな人が集まるんですよ。ちょっと声をかけると映画という共通の話があるので、すぐ盛り上がれます。当初から、サロン的なイメージの場所になったらいいよなというのはおぼろげには思っていたんです。そういう意味でも、ちょっと面白い場所になったかなとは思っています。
オリジナルマグカップ・オリジナルプレートの制作をファースト・スティングに決めた理由
今回制作されたオリジナルマグカップやオリジナルプレートは、幾何学柄が特徴的なデザインのプレートに、黒を基調としたクールで遊び心満載のマグカップ。
お店のインテリアにマッチするオリジナル陶器を制作するにあたり、ファーストスティングを選んだ理由を聞いてみました。
個性的なオリジナル陶器をつくろうと思ったきっかけは何ですか?
ー阿佐子氏
きっかけは、この柄(白黒のジグザグ模様のプレート)です。これはデヴィッド・リンチ監督の印象的なシーンの床の柄なんです。最初はこの柄に似たお皿をネットショップで買って、スイーツとかを提供していました。
そうしたら、お客さまが「これ売ってほしい」とおっしゃって…。意外だったのですが、需要があるんだったら、作ろうかな?と思いました。
お皿はこの形で、デザインはこの大きさでみたいな、要望に応えて下さるのすごい大変だったと思うのですが、色々とわがままを聞いていただけて嬉しかったです。お客さまからの評判もすごくいいです。
こだわりを表現するお手伝いができたようで嬉しく思います。 オリジナル陶器を制作するにあたり、どういった点でファーストスティングを選んでいただいたんでしょうか?
ー阿佐子氏
サイトが見やすかったこと、あと自由度がものすごい高いこと。色も豊富ですし。白だけの業者さんはよく見かけるけど、黒でやってくれるところが意外と少ない。白だけの業者さんは安いんですけど、印刷範囲も限られてて、ラウンドでぐるっと印刷するだけではなく、裏側にも印刷してくださるところってなかなかなくて。
ー川村氏
それだとつまらない。デザイン性を重視したかったので、やっぱり自分らが思っているように作ってくれる業者さんと組みたいねと話してて。理想的だったよね。
小ロットから安い値段で白色のマグカップにプリントができるところは、昇華プリントという手法でやっているところが多くて、それだと地が黒のマグカップに印刷しても色が見えないんです。当社はそういう手法ではないので、黒をはじめ、様々な色のマグカップに印刷できるのが強みです。
ー川村氏
そうなんですね。手探りで探してて、なんとか思った感じにできないかなと、ファーストスティングさんを見つけて、希望の商品作りができて良かったです。
白いマグカップの昇華プリントだと、表面にポリエステルのコーティングをしていて、その上にインクを染み込ませているため、業務用の食洗機とかで何回も洗ったりすると、コーティングされたポリエステルにキズがついて、印刷が剥がれてしまうこともあるようです。
ー阿佐子氏
食洗機は使ってないですけど、確かに傷がつきにくい気がします。 同時期に同じ柄の海外輸入したものも使っていたのですが、そっちはもう剥げてきちゃってます。
ー川村氏
劣化しづらいというのも特徴なんですね。
映画ファンの心をくすぐるオリジナル陶器をつくる際のこだわりとは・・・
映画にちなんだ特徴的なデザインは、コアな映画ファンならすぐにピンとくるデザインなのだそうです。
過去の作品も含め、オリジナル陶器制作のこだわりなども聞いてみました。
これまでも数々のオリジナル陶器を作ってくださいましたが、新作を作る際のこだわりをお伺いしたいです。
ー川村氏
映画のコンセプトがあるので、それを表現できたらいいなと思いながらデザインの相談をさせていただいてます。デザインはドラマの中に出てくる絨毯だったりするんですが、パッと見てもわからないようなものにしようという点にこだわっています。直接的ではなく、ひょっとしたらコレ…みたいに。
抽象性を大事にしたくて。よくある映画系のお皿とかって、ロゴが入っていたりとか、ジャケットがドーン!みたいなのが多いんですけど。 それはちょっと避けたい。そこにこだわると、こういった模様になってくるので、再現性の高い陶器メーカーでないとお願いできない部分が強いです。
一番新作のプレート(手前側)のなんて細かい印刷なので、これが完成したときは嬉しかったです。
ー阿佐子氏
すごい綺麗ですよね。お客さまも喜ぶと思います。結構グロいシーンもあったりするような、かなりのホラー映画がコンセプトなんですけど、その印象的なシーンをコンセプトにしています。
同タイミングで注文をいただいた、こちらのマグカップもシーンがあるのでしょうか?
ー川村氏
そうですね。絵柄のデザインが床や壁みたいな感じです。 こういう部屋で惨劇が起きるというシーンがあるんです。 また赤いカーテンの部屋というのがあるんですが、好きな人は見てわかると思います。
こういう風にわかる人がわかるようなデザインで徐々に刷り込みをしていってるので、徐々にお客さまが推理するようになってきています。
これは映画の中で出てくる、タイプライターで打たれる文字なんですけど。そのままではなくて、元の言語を印刷してもらったりとか、映画を匂わせるようにしています。
ー阿佐子氏
あとは、店名をモノクロームという名前にしているのもあって、テーマカラーというほどではないのですが、モノトーンカラーにもこだわりたいというのもあります。基本的に黒ベースで、ミニマムというか、シンプルなデザインで出したいなと思っています。うちでお出ししつつ、お店のグッズとして買っていただく商品でもありますので。
最近は内側にデザインを入れたりされてますね。何かきっかけがあったのでしょうか?
ー川村氏
最初からアイデアはありました。でもそれはできないよなと思っていました…。そこでファーストスティングさんに相談してみたら「できる」という即答で(笑)。
職人の中でも技術の高い人じゃないと難しいのですが、物理的には当社の手法はどこにでも印刷することができます。
ー阿佐子氏
夏に向けてグラスも考えているので、是非相談させて下さい。 カクテルとかを出しやすい細いグラスが好きで。最近映画のコンセプトでオリジナルカクテルを作ることが増えたので、またオリジナルグラスが作りたいなと思っています。
今後もこだわりの陶器作りを実現できるように挑戦したいと思います。今日はありがとうございました。
まとめ、インタビューを終えて
遊び心満載のお店にぴったりのオリジナル陶器の数々。こだわりの要望に応えることができ、嬉しく思いました。これからも、オンリーワンの陶器作りに全力で協力していきたいと強く感じた取材でした。
今回ご紹介した「CAFE:MONOCHROME」さんのオリジナル陶器をはじめ、デザイン・サイズ・カラーなど、完全オリジナルの食器を作ることが可能です。
好きな場所にロゴを入れたり、イメージカラーに合わせてオリジナルのカラーリングをしたり、エンボス調のプリントをしたりなど、既製品にはできないこだわりの陶器制作が可能です。土から成型し、カラーリングまでとことんこだわってイチから作るオリジナルの食器やマグカップは、きっとこだわりのお店づくりに貢献できると思います。
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【インタビュー】ロースイーツにこだわる自然派カフェがオリジナルマグカップを選んだ理由
オリジナル陶器の制作ならおまかせください。
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兵庫県尼崎市。JR立花駅南側近くに佇む「Cafe Holo i Mua(カフェ ホロイ ムア)」。
ハワイ語で「前を向いて歩いていく」という意味のこのお店は、自然食メニューをはじめ、火を使わないロースイーツや、玄米コーヒーなどの珍しいメニューをおしゃれな空間で愉しめるとして人気のカフェです。
1人でお店を切り盛りし、お店の備品などの調達も全て自分自身で見て決めるほどのこだわりを持つ店主の長尾氏。
2019年7月のお店のオープンに合わせて、形状にこだわりつつもロゴ入りのオリジナルマグカップ制作ができるところを探していたそうです。そこで今回、ファーストスティングプレミアでイチからオリジナルでマグカップを依頼いただきました。
既製品ではない自社製造のマグカップの形や耐久性を気に入っていただけ、直接お店へ足を運び、詳しいお話を伺うことができました。
お店やロースイーツをはじめとしたこだわりのメニューのお話をはじめ、オリジナルマグカップを制作した際のお話など盛りだくさんのインタビューをご紹介します。
ロースイーツの人気カフェ「Cafe Holo i Mua」を開店した理由
店舗前には店名の入ったバス停を模した看板兼オブジェがあり、可愛らしい店構えに思わず頬がゆるみます。
ナチュラルかつシンプルな内装でありながら、洗練された雰囲気の明るい店内に店主のこだわりを感じます。
開店したきっかけを教えてください
ー長尾氏
2019年の7月1日に開店したのですが、昔から和テイストというか、そういうカフェ巡りをしていて..。カフェが好きで、おじいちゃんになってからでも良かったのですけど、ずっとそういうお店がしたかったっていうのがありました。
このお店の前に、薬膳カフェで働いていましたが、そこでも低アレルゲンのケーキを作っていたんです。小麦、乳製品、砂糖を使っていない、アレルゲン不使用のケーキなのですが、そこのお店には畳の席があって、小さいお子さんが結構来店してしました。
その中にアレルギーのあるお子さんも沢山いて、そういう子のお母さんにすごく喜んでもらっていたのが印象的でした。みんな「こんなんあるの知らんかった」とか言うので、じゃあそれならもっと知ってもらいたいなと。これがあって、お店を立ち上げたようなものです。
「Cafe Holo i Mua」という店名は、最初から決めていたのでしょうか?
ー長尾氏
最初から決めていたのは、ハワイ語という点ですね。
ハワイ語で調べていたら、おしゃれな言葉が、がーっと出てきて。その中で、語呂が良くてお客さんに聞かれても答えが返せるような、意味のあるものにしようと思って「Holo i Mua(ホロイムア)」にしました。
「前を向いて歩いていく」という意味で、本当にそういうカフェにしたいなと思っていまして、ずっとゆっくりして欲しい、1日中いても出ていけとは言わないようなカフェにしようと思って名付けました。
自然派メニューをはじめ、カフェのこだわりポイント
ロースイーツや自然食のメニューが多く魅力的ですね。ロースイーツとはどんなものなのでしょうか?
ー長尾氏
東京では、メジャーな言葉みたいです。ローフードというのがアメリカにあって、アメリカから東京のほうに来たらしいんですけど、そこが今熱いのかな。ちょっとずつ全国に今流れていっているみたいなんですけど、でもまだ知らん人のほうが圧倒的に多いと思います。
ロースイーツの“ロー(raw)”っていうのは、生のことで、火を使っていないんです。調理工程にまず熱を加えていないのと、それに使う食材、素材にも熱は通していないんです。全部生。
ロースイーツでは乳製品を使わずにどのように甘さや味などを表現しているのですか?
ー長尾氏
絶対入れてるのが、カシューナッツとココナッツオイルです。ココナッツオイルが、普通の油よりも固まりやすいんです。それで形がつくられる。だから、冬になるとそのへんにココナッツオイルを出しておけば絶対固まる。その2種類がベースになります。
甘みは、アガベシロップです。テキーラの原料にもなっているリュウゼツランという蘭から低温で抽出したもので、それもGI値が低いというので有名な、言うたら健康的な甘味料なんです。
下は生のナッツ。それだけ火は通してます。ナッツに火は通してるんですけど、上のアイスがピスタチオのアイスと、ラズベリーとイチゴのアイスです。その上にカシュークリームというカシューナッツとココナッツオイルをミキサーにかけたもの。それを生クリームっぽくしているんですけど。その上にフルーツです。
長尾さんのそばにいたら健康数値が上がりそうですね。
ー長尾氏
健康数値、上がると思います…
オリジナルマグカップ制作を選んだ理由
今回はオリジナルマグカップ制作のご依頼ありがとうございます。ロゴがとても印象的でおしゃれですね。
ー長尾氏
こちらこそ、ありがとうございます。
ロゴ、いいですよね。チラシとかもそうなのですが、前に働いていたところで、学生の子がいて、その子に全部作ってもらっているんです。全然そういう学校にも行っていない、普通の学生です。今もう新卒で就職しましたけど。ここのデザイン担当です。
オリジナルで制作したマグカップ以外の什器、備品はどうやって調達されたのですか?
ー長尾氏
雑貨屋めぐりです。いろんな雑貨屋さんに行きました。とりあえず自分で見たくて。
弊社のオリジナルマグカップを選んでいただいたきっかけを教えて下さい。
ー長尾氏
きっかけは大阪ミナミにあるコーヒーショップのマグカップです。普通に売ってはるんです、カウンターのところで。
マグカップってまっすぐのストーンとした形が多いんですけど、ちょっと上に向かって広がってる。それがすごいおしゃれというか。この形すごいいいなと思って。で、ネットで探したんです。『オリジナルマグカップ』みたいな。そうしたら貴社(ファーストスティング)のサイトで見つけたんです。それでこれやと。
オシャレな形状なのにリーズナブルですよね。ロゴ制作を入れて安価だったので、もっと色々作ってほしいなと思いました。
しかも割れないんです、これ。もう何回落としたことか。全然割れないし、欠けないし、すごい丈夫ですよね。
割れない・欠けないというのは、実店舗で使っていただいている方からのお声としてとても嬉しいです。
ロースイーツにこだわるお店、今後の試みは…
定休日は決められていないんですね。
ー長尾氏
定休日は不定休にしてます。僕が前の仕事で、曜日固定で休みを取ってたんですが、そうなると、行きたいお店が同じ休みの日やったらどんなに行きたいカフェでも、絶対そこに行けないんです。
なので、これからもずっと不定休でいこうかなと思っています。
色んなお客様が来れるようにという配慮でもあるのですね。見たところ女性のお客さんが多いですか?
ー長尾氏
女性が圧倒的に多いです。年配の方も本当に多いです。この前85歳の方にちゃんと階段を昇って来ていただきました。
昔から住んでいるおじいちゃん、おばあちゃんが多い街で、だから喫茶店もすごい多いです。純喫茶みたいな。それで、お店を決めるときに不動産屋さんにもすごい難しいって言われました。「カフェじゃないよ、立花は。」って。でも言われると面白いですよね。じゃあやってみようよとなりました。
これからの3年後、5年後、どんな試みを考えていますか?
ー長尾氏
3年後、5年後は、たぶんロースイーツで何か絶対出していると思います。
あともう1つ。このお店とは別に、ロースイーツとドリンクだけくらいのお店を出していると思います。
言うたらそっちがメインなので、そっちでどんどんいきたいですね。いずれは、全国のアレルギー持ちのお子さんに届けられるロースイーツケーキの移動販売なんかもしたいです。
あとは、地元が塚口なので、塚口やミナミのほうにもお店を出してみたいですね。
ロングインタビューありがとうございました。
インタビューを終えて まとめ
今回制作されたオリジナルマグカップ、シンプルなマグカップに淹れられた穀物コーヒーと玄米コーヒーの良い香りが漂います。ラテアート映えも抜群。
肉厚なアメリカンクラシック風の形状に、お店のロゴをプリント。おしゃれなお店の内装と自然派メニューによく似合う、ナチュラルでありながらも洗練されたデザインに仕上がりました。
人気のホロイムア定食はヘルシー思考の女性のみならず、栄養が偏りがちな男性にもおすすめしたい美味しさ。
ロースイーツも試食させていただけることに。美味しさはもちろん、乳製品などを使っていないにも関わらず、芳醇な甘さに驚きです。
アレルギーなどで食べられない・飲めない人でも色んな食事や飲み物を楽しんで欲しいという想いの下に、日々奮闘する長尾さん。そんなこだわりのお店のマグカップ制作に協力することができて、本当に嬉しく思いました。
今回ご紹介した「Cafe Holo i Mua」さんのロゴ入りマグカップをはじめ、オリジナルのマグカップ制作ついて何でもお気軽にご相談ください。デザイン・サイズ・カラーなど、完全オリジナルの食器を作ることが可能です。また、好きな場所にロゴを入れたり、イメージカラーに合わせてオリジナルのカラーリングをしたり、エンボス調のプリントをしたりなど、既製品にはできないこだわりの陶器制作ができます。
土から成型し、カラーリングまでとことんこだわってイチから作るオリジナルの食器は、きっとこだわりのお店づくりに必要なアイテムです。
オリジナル陶器の制作ならおまかせください。
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【インタビュー】世界中のコーヒー豆を自家焙煎する本格派ロースタリーカフェが、オリジナルマグカップを選んだ理由
オリジナル陶器の制作ならおまかせください。
マグカップをはじめ様々な陶磁器製品・ガラス製品をご用意しています。
大阪市に3店舗を展開する「SANWA COFFEE WORKS (サンワコーヒーワークス)」 。
豆の仕入れから焙煎まで全て自分たちで行い、こだわりのコーヒーを提供する人気のコーヒー専門店です。
大阪の下町情緒溢れる池田町に佇むSANWA COFFEE WORKS本店では、常連さんにゆっくりとコーヒーを愉しんでもらいたいという想いで、市販されている通常のマグカップよりも大きいサイズのものを用意したいと考えていたそうです。
2019年10月の本店のリニューアルオープンに合わせて、マグカップやカップ&ソーサーをファーストスティングでオリジナル制作していただきました。
そこで今回、こだわりのオリジナルマグカップ制作についてお話を伺えることになり、いざ大阪へ。
インタビューに応じていただいたオーナーの西川隆士さんは、2019年ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップで4位に輝いた腕前の持ち主。大会のことなども交え、コーヒー愛いっぱいの話を聞くことができました。
本店をリニューアルオープンしたきっかけ
リニューアルオープンをしようと決めたのは、いつですか?
ー西川氏
ここの建物は大家さんが別に持っている建物なので、改装自体は大家さんが建替えというのを決めはったんですけど、僕らがここを入居するタイミングのときに、「いずれ建て替える可能性があります。」ということは言われてて「5年後くらいですかね。」と言われていたんです。
それが実は7年前くらいなんですけど。リニューアルというのはそのときから意識してましたね。
リニューアルの決断をしたときの心境はどのような想いでしたか?
ー西川氏
5年後の建替えのタイミングで、僕たちも少しずつ力をつけてじゃないですけど、建替えのタイミングで大きくさせていただきたいなという気持ちはその時からずっとありまして、大家さんから声をかけていただいたので、そのタイミングで、頑張ってみようと思いました。
今回建替えのお話をいただいて、せっかくなので大家さんに「一棟貸してください。」と言って。全部上も下もお借りして、丸ごと SANWA COFFEE WORKSとしてやらせていただきたいとお伝えしました。
リニューアルオープンするこの新しいお店で、ここだけはこだわりたいとか、アピールしたい点などはありましたか?
ー西川氏
全てこだわったんですが「特にここ!」と言うなら焙煎室ですね。
僕らはコーヒーショップで、その中でも自家焙煎という、コーヒー豆を海外から買ってきて、たくさんの種類を扱っているお店なので、職人気質とまではいかないまでも、押し付けがましくしない程度に焙煎機が使われるようなお店づくりはしたいなと思っていました。
そのために、店舗の外から見たときに「上に焙煎室があるな」ってわかるように、焙煎機をはじめとした機械が外から見えるようにしました。
豆を焼いているときは上でロースターをいじったりしているのがちょっと見えたりするんですけど、そういうのが見えるような店づくりにしたいなというのは思っていました。
ロースターの大会とは
ちょうど焙煎のお話しが出ましたが、ロースターの大会で4位入賞、おめでとうございます。ロースターの大会というのは、どう開催されて、どういうステップで進んでいくのでしょうか?
ー西川氏
ややこしいんですけど、まず全国の予選みたいなのがありまして。
その出場の条件を満たすのが、焙煎の業務歴というのが2年以上であったり、ちゃんとした大きな焙煎機を使っているというのが条件やったりするんです。
国内予選みたいなのがあって、全国から集まった焙煎士の方々全員に同じ豆が配られるんです。同じ焙煎機を使って、誰がおいしく焼けるかというので。その予選の上位6名が決勝に進出できるんですけど、それに僕を選んでいただいたという。
その次に、全国大会で、2泊3日というちょっと長い大会になるんですけど、渡された豆の品評から、本番で使う焙煎機の特徴をその日に掴んだりして、焙煎計画を立てて、その日に焼くという感じです。
そして、その翌日に順位が決まります。
オリジナルマグカップの制作秘話
弊社でオリジナルマグカップを制作していただいてありがとうございます。
ー西川氏
いえいえ、イチからこういうロゴ入りマグカップをつくれるというのは僕らもありがたいことです。
今回のようにオリジナルマグカップを作る前までの食器選びはどのようにされていましたか?
ー西川氏
ロゴを入れないときは既製の商品の中で、自分たちの使いやすいものであったりとかですね。
海外メーカーさんとかでも有名なものがたくさんありますので、そういうところから選ばせてもらったり、使いやすさであったり。
僕らはコーヒーショップなので、有名なものとかをメインに使ってみたいなというのはありました。
弊社のマグカップは、この本店のリニューアルの前にLUCUA1100店で最初に使っていただきました。その際には、どのような決め手があったのでしょうか?
ー西川氏
そうですね。今までの本店は(改装前)こじんまりしたお店だったので、 LUCUA1100店の店長と打ち合わせしていた当初は、せっかくLUCUAさんで出すなら、いろいろな器を使ってみたいなというのもありました。
色々な器を置いて、「これは海外のカップなんですよ。」なんて紹介したりできるのもありかなと思ったんですけど、せっかくLUCUAさんに出店させていただくので、やっぱりロゴが入っていて、お店のイメージをしっかり伝えていきたいなというところで、オリジナルの食器作りを検討することにしたんです。
そこで、色々とオリジナルマグカップを作ってくれる会社を調べていて、貴社のサイトを見つけてお願いすることに決めました。作れる形も様々あったりとこだわって作れそうだったので、せっかくやったらここにお願いしようとお願いしました。
マグカップ作りまでこだわるコーヒーショップ、今後の展開は・・・
SANWA COFFEE WORKSさんは、今後どんなお店を目指していますか?
ー西川氏
僕は3代目になるんですが、初代である僕のおじいちゃんが始めた天満市場店があって。その小さいお店が元々の発祥というか…。そのお店が、1959年スタートなので、今年で創業60年になるんです。(*取材時2019年)
そこが、本当に地元に根付いたお店になっていて、50年来てくれてはるお客さんもいるんですね。
その方々が、こっちのリニューアルオープンの時にも来ていただいたんですけど、ほんまに長く天満に根付いているお店なので、そういう地域に根付いたコーヒーショップを、少しずつでも、自分らの力がある限り増やせたらと思っています。今回梅田に出させていただいたりとか、次またお声がけいただいている場所もあったりするので。
働くスタッフさんへのインタビュー
働いたきっかけをお聞かせください。
ー女性スタッフ
コーヒーの美味しさに目覚め、募集が締め切られた求人を諦め切れず、直接店舗へ足を運び「ここで働きたいです」とオーナーに直談判しました。情熱と努力で未経験でしたが、ラテアートも身につけ、コーヒーとお店への愛に溢れた日々を過ごしています。
今では本店の近くに住み、子育てに奮闘しながらもカフェのスタッフとして馴染んでいますが、2年前までは実は紅茶派でした…。
皆さんロングインタビューお時間いただきありがとうございました。
まとめ、インタビューを終えて
取材中も店内には焙煎直後の香ばしい豆の香りが漂っていて、心がほっと安らぐ素敵な空間でした。
こだわりのコーヒーと、オリジナルのマグカップ。コーヒーに情熱を注ぐオーナー・スタッフが提供する極上の一杯で、癒しのひとときを過ごすことができるでしょう。我々も、夢に向かう飲食店の食器制作に寄り添い、ものづくりに貢献していきたいと改めて想うことができました。
市販にはない大きさのオリジナルマグカップを制作、こだわりの食器選びについて
LUCUA1100に新規出店した際に、ファースト・スティングのアメリカンマグカップでイチからオリジナルのマグカップを制作したSANWA COFFEE WORKS。
制作時にも何度も打ち合わせを重ね、食器への並々ならぬこだわりを見せていました。
ちなみに、制作したアメリカンマグカップはカフェからいただく注文では一番人気の形状です。
今回の本店リニューアルでは、このアメリカンマグカップよりさらに大きなサイズのマグカップを用意したいと西川さんは考えていたそうです。本店では常連の方がゆっくりとくつろぐことが多く『大きなサイズのマグカップ』という点を、こだわりたいポイントの1つとしていました。
このような大きなサイズはファースト・スティング・プレミアが手がける数々のマグカップにもない大きさで、イチから型を作り制作しています。
通常よりも大きいサイズながらも、LUCUA1100店で使っていたオリジナルマグカップのシルエットを崩すことなく、SANWA COFFEE WORKSのマグカップというイメージをそのまま引き継いだ今回のデザイン。
もちろん、本体カラーも従来のサイズのものと全く同じ仕様で、一貫したコンセプトを演出することができました。
今回のようにこだわりぬいて完成したマグカップ。弊社ではデザイン・サイズ・カラーなど、完全オリジナルのマグカップ制作が可能です。
土から成型し、カラーリングまでとことんこだわってイチから作るオリジナルの食器は、きっとこだわりのお店づくりに貢献できると思います。お気軽にご相談、お問い合わせください。
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【本物のマグカップの作り方 ステップ4】絵付するための転写紙の制作
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転写紙について
ここでは絵付するための転写紙ができるまでをご紹介します!
データ化するためのDTP作業
お客さまからいただいたデータを、転写印刷用に編集します。
この工程で実際の絵付(印刷)がやりやすくなるようにデータを加工していきます。
シルクを製版します
乳剤を塗ります。これは後の工程のために必須の作業です。
乳剤を塗った後の版を乾燥させます。
露光して版を焼きます。
この工程を挟むことで乳剤が硬化し、版の部分だけ乳剤が固まらずインクが通るようになります。
完成した版を洗浄。これで版の準備は完了です。
インクの調合
色を再現するために様々なインクを調合します。
保管されたデータの元、すべて人の手で細やかな調合がなされています。
刷り工程
試し刷りを繰り返し、色の確認や印刷された図面の校正を行います。
ズレを防ぐためにも大事な工程です。
機械刷り
校正を重ねていよいよ本刷りへ。大量の転写紙が刷り上がります。
多色の場合は、色の数分だけこの工程を繰り返します。
手刷り
熟練の職人が一枚一枚手ですることも。機械刷りと同じような高品質な仕上りです。
完成
印刷が完了した転写紙。
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【本物のマグカップの作り方 ステップ3】釉薬を塗る
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乾燥したカップに施釉(釉薬を塗る)
まずは下準備で口元に撥水線を引きます。
今回は内側と外側で違う色のマグカップを成型するため、この工程が必須になります。
内側と外側でマグカップの色が異なる場合、まず内側部分に施釉を行います。
噴射ノズルから噴射された釉薬を、職人技で均等になるように塗り広げます。
内側に釉薬が塗られた状態のもの。ほんのり内側が色づきます。
外側の施釉は表面張力を利用し、ギリギリのラインまでマグカップに釉薬をつけます。
内側に釉薬が入り込まないよう、繊細な力加減が必要な工程です。
施釉完了。あとは焼き上げるのみ。
釉薬について
マグカップを色づける釉薬。
one hundred の100色も、この調合を経て完成しています。
いよいよ最終工程の窯焼きに入ります。窯の中の温度は約1250℃。
高温の窯の中を、1日弱という長い時間をかけて進んでいきます。
出来上がったマグカップ。たくさんの工程を経て、形となります。
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【本物のマグカップの作り方 ステップ2】成形工程、加工
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成形工程、加工
ここではマグカップが実際に成形され、形になるまでを紹介します。
土練機を用いて真空化・土を加工しやすく
「土」のコラムで紹介した完成形の土を使います。
マグカップの原型のかけらもないですが、ここからどんどん形になっていきます。
土練機に土を投入し、真空状態にします。
土練機とは、ステンレス製のドリルのようなスクリューと呼ばれる刃で土を練り上げながら、同時にポンプで土の中に含まれる空気を抜き取り、全く空気の含まれない、真空状態の土をところてんのように押し出す機械です。
土に空気を含んだ状態で焼き上げてしまうと「ヒビ」や「ワレ」等の不良が発生してしまいます。それを防ぐための工程です。
高品質のマグカップを届けるための大事な工程なのです。
真空化された土は棒状に加工されます。
真空化直後の土は熱を含んでいるため触れると温かく、また指で押すと凹みが出るほどの柔らかさを持っています。
真空化された土をコテを使い成形していきます(動力成形)
真空化された棒状の土は、成形機に運ばれ、必要な分だけカットします。
この分量は機械で正確に量られています。
カットされた土は石膏で出来た型の中にセットされます。
ここに金属製の棒のような形をしたコテと呼ばれるものが入ることで、実際のマグカップの形になります。
土がセットされた状態。コテが入るのを待っています。
コテが型の中に入るところです。
実はこのコテは高速回転しながら中にセットされた土を押し込んでいます。
このコテが押し込まれることにより、マグカップの元の形が完成します。
陶芸でいう「ろくろ」を、機械が高速で行っているようなものです。
機械で成形された直後のマグカップ。
型から取り出して、さらに後の工程へと続きます。
成形方法にも様々な方法がある
今回マグカップを成形していた方法は「動力成形」といいます。
これは石膏で作られた型に土を入れ、その土に回転したコテを当て成形していく方法です。
マグカップや茶碗など、真円の形状の陶器を作る時はこちらの成形方法が主です。
他にも成形方法があります。こちらでは他の成形方法についてご紹介します。
鋳込み成形
土を石膏の型に流し込んで成形する方法。
この成形方法にはさらに2つの方法に分けられます。
圧力鋳込み
石膏の型に高圧力で水分を多く含んだ泥状の土を注入し成形する方法です。
石膏が泥状の土に含まれる水分を吸収し、水分が抜けた土で形が崩れることなくしっかり成形されます。
石膏の型に土を注入するという製法上、動力成形では成形できない様々な形の陶器をつくることが可能です。
すなわち真円の形状しか成形できない動力成形に比べ、圧力鋳込みは楕円、四角、その他不規則な形状を成形することができます。
ガバ鋳込み
石膏の型の中に泥状の土を流し込み、一定時間放置することで石膏型に土の中の水分が吸われ土が固まることで成形する方法です。
石膏の型の中には圧力鋳込みで使うものよりもっと多くの水分を含んだ泥状の土を注入し、一定時間放置します。
その間に石膏の型に面した部分から水分が石膏の中に吸収され、泥が土のように緩やかに固まり始めます。
その後、型をひっくり返し中の泥土をはき出すことによって、型部分には固まった土だけが残り、中に空洞ができた陶器が成形されます。
ティーポットや壺などはこの成形方法で成形されます。
型の成形
成形に使われる石膏の型も、実は職人の素晴らしい技術によって作られています。
動力成形や圧力鋳込み、ガバ鋳込みで使用されている石膏の型は使用型と呼ばれ、実は消耗品です。
一定数量を成形すると使用型は摩耗し使用できなくなるため、また新しい使用型に取り替えることになります。
その際も職人が一つひとつ手間暇をかけて、以前と同じ型を作成しています。
成形に使われる石膏の型も、実は職人の素晴らしい技術によって作られています。
成形されたカップにハンドルを取り付け
型から取り出されたマグカップはそのままだと角が立っている状態です。
そのため、口元が滑らかになるようスポンジで磨きます。
磨かれたマグカップはハンドルを付ける工程のために、表面に水を噴射して濡らします。
こうすることでハンドルがマグカップ本体に接着しやすくなります。
濡らしたマグカップにハンドルを付けます。
ハンドルを付ける作業はすべて手作業で行われています。
本体とハンドルを接着する際は「ぬた」と呼ばれる水で溶いた土を使います。
「ぬた」が接着剤の役割を果たしています。
ハンドルは最初からくっついている訳ではない
完成品のマグカップにはハンドルがついています。
実はこれはマグカップの成形の途中で、くっつけられているものです。
このハンドルにも、出来るまでにはたくさんの工程があります。
マグカップが完成するまでに必要な様々なパーツそれぞれに、職人の素晴らしい技術が詰まっています。
ハンドル成形
ハンドルを成形する様子。
こちらの成形も「圧力鋳込み」で行われており、石膏の型に高圧力で土を流し成形されています。
成形されたハンドルは、それぞれのマグカップにしっかり接着するよう、その形に合わせ接地面を磨き隙間ができないように仕上げます。
ハンドル型成形
ハンドルの型も先に述べたとおり消耗品のため、使い切った使用型はまた新しい使用型に取り替えます。
この使用型を成形する型をケースと呼んでいます。
ケースとは型を作る型なのです。
この白い部分が使用型、淡いグリーンの部分がケースです。
ハンドルが取り付けられたマグカップは「素焼き(すやき)」を行い、中に含まれていた水分を焼き飛ばします。
素焼き完了後のマグカップ。
この時点ではもう指で押してもびくともしないくらい固まっています。
一見すると完成したマグカップと同じ形をしているのですが、この後釉薬をかけ本焼成することによって実際のマグカップになっていきます。
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【本物のマグカップの作り方 ステップ1】原料となる土の紹介
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原料となる土の紹介
ここではマグカップの原料となる「土」についてご紹介します。
採掘場。見渡す限りの山です。
採掘された土(藻珪)。一見するとただの砂利にしか見えません。
採掘場から様々な天然資源
土を作るために必要な藻珪石、石同士を細かく粉砕する為の石、粘土、リサイクル用の土など…、どれもが石ころにしか見えませんが、すべてマグカップ制作には必要なものです。
藻珪石。まるでグラウンドの土を彷彿とさせます。
土の調合
トロンミルにて、土を混ぜ合わせて調合します。
調合の分量はその日ごとに細かく調整しています。
混ぜ合わされたものを撹拌し、さらに調合します。
調合した土を寝かせます。調合にもたくさんの手間がかかっています。
土の中に含まれる金属成分を除去します。
細かな作業が良いものを作るために大事なものです。
濾過・脱水・仕上げ工程
寝かせた土をプレス機で脱水します。
ポンプによって流し込まれた土を、強い圧力をかけることで脱水しています。
脱水が完了したら、一枚ずつ取り出していきます。これでほぼ完成です。
機械作業ながら繊細な動きです。
取り出された土を乾燥させて完成です。
これがマグカップの元になる土になっているのです。
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【本物のマグカップの作り方】オリジナルマグカップ完成までの制作フロー
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オリジナルプリントではなくオリジナル制作
他では作れないこだわり陶器を多数制作しているFIRST STING Premier。
ここで制作されている個性豊かなマグカップ、プレート、カップ&ソーサー、ドリッパー、ボウル、ガラス製品の元々の原料は砂利のような石から出来ています。
FIRST STING Premierでは、みなさまオリジナルのこだわりに応えるため、原料の土や釉薬(うわぐすり) をはじめ、材料を一から揃え制作しています。
ここでは、オリジナルマグカップができるまでの制作工程を一挙にご紹介します。
マグカップの原料となる土、藻珪。
この土の他に石同士を細かく粉砕する為の石、粘土、リサイクル用の土を的確な分量で混ぜ合わせて、初めてマグカップの元になる土ができます。
一見するとただの砂利にしか見えませんが、日本国内の採掘場から発掘される立派な材料です。
FIRST STING Premierが国産、日本製にこだわるのは原料の土からなのです。
機械で成型されたばかりのマグカップは口元の角が立っている状態です。
誰が使っても問題のない安全なマグカップにするため、水を含んだスポンジで磨き口元をなめらかにします。
何気なく口が触れる飲み口、口触りにも徹底的にこだわります。これもFIRST STING Premierが大事にする工程の一つです。
焼き上がったマグカップが窯から出てきている瞬間です。奥に見える炎はなんと約1250℃にもなります。
高温で焼き締めてこそ、品質の高いマグカップが完成します。
絵付(印刷)用の転写紙も、1色ごとそれぞれ印刷してはじめて完成するので丁寧に手間のかかる作業です。
転写紙に使われる絵の具は無機顔料を原料としており、耐久性に優れた印刷を可能にしています。
無機顔料が何十年にもわたって劣化することのない、陶器業界に伝わる伝統の絵付を支えています。
絵付(印刷)はすべて、職人が手作業で行っています。
自動化・デジタル化が叫ばれる昨今ですが、陶磁器の絵付は熟練の職人の技術によって一つ一つ丁寧に行われています。
FIRST STING Premierの独自技術で色々な曲面やカップの内側など自由自在な箇所への絵付ができます。
熟練職人の、卓越した技術によって支えられているのです。
他にもたくさんの工程があります。
その一つ一つが、ハイクオリティでオリジナリティあふれた陶器を作るために必要なものです。
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