オリジナル陶器の制作ならおまかせください。
マグカップをはじめ様々な陶磁器製品・ガラス製品をご用意しています。
東京・渋谷区に店を構える「CAFE:MONOCHROME カフェ:モノクローム」。
映画・音楽・アートをコンセプトにした隠れ家的空間として、2015年のオープン以来映画好きのお客さんから愛されるカフェ。映画をモチーフにメニュー、アート本、映画のパンフレット、珍しいポスターやグッズに囲まれた、まさに映画好きによる映画好きのための空間。
「CAFE:MONOCHROME」で取り扱うオリジナルマグカップ・オリジナルプレートは、細部までとことんこだわり、可能な限りご要望にお答えして制作した自慢のオリジナル陶器の数々です。
今回、ご依頼されたきっかけから完成までのエピソード、お店にまつわる秘話などを取材させて頂きました。
打ちっぱなしのコンクリートの壁に、黒と白を基調とした現代的かつインダストリアルな印象で、店名の「モノクローム」にぴったりのインテリアで統一されています。コアな映画好きが集まるカフェということで、店の中央には大きなスクリーンも。個性的な内装や雰囲気に、思わず心が躍ります。
映画好きを唸らせる個性的なカフェ「CAFE:MONOCHROME」を開いた理由
とても個性的な映画カフェですね。お店を開いたきっかけを教えてください。
ー川村氏
元々僕は20年くらい本業で映像ディレクターをやっていて、自分のオフィスのような事務所を作りたいと思っていました。そこで雰囲気がいい場所を見つけたので、先鋭的なデザインをされている一級建築士の玉上貴人さんに内装のデザインをお願いしました。
玉上さんは有名な方なのですが、お会いしてみたら、映画好きで話しが合いました。そんな経緯もあって、ここでお茶を飲めるようにしようとか、スクリーンはあったほうがいいなとか、色々やっているうちにカフェがやりたくなっちゃったという感じです。
はじめの頃は映像好きなお客さんにちょっとコーヒーを出せたらいいなくらいに思っていたのですが、デヴィッド・リンチ監督がブレンドしたコーヒーを取り寄せて提供してみたら、日本で飲めるのがうちだけだったので、徐々に買いに来てくれるお客さんがいらして…。
ちょうど、デヴィッド・リンチ監督の人気ドラマシリーズが25年ぶりに新作を出すという話があって、それにちなんだ企画でテレビに出演させてもらったりして、段々とカフェが本格的になっていって今に至るという感じです。
こちらのお店はオープンして何年目くらいですか?
ー川村氏
今年で丸4年で、5年目に入ったところです(*2020年3月時点)。開店したのが1月20日ですけど、この日が先ほども言った“デヴィッド・リンチコーヒー”の監督の誕生日かつ僕の誕生日という…。偶然ですけど。
素敵な偶然ですね。デヴィッド・リンチコーヒーについて詳しく知りたいです。
ー川村氏
ご存知だとは思いますが、デヴィッド・リンチ監督は、カルトの帝王といわれているような方で、有名な作品は社会現象にもなった『ツイン・ピークス』というドラマシリーズです。元々は画家ですが、カンヌ国際映画祭など様々な賞を受賞されています。
そのデヴィッド・リンチ監督がブレンドしたコーヒーがあると知って、このお店を始めるきっかけで取り寄せたら、すごい好みな味で。酸味が少なくて苦味がしっかりあって好みの味だったので、これで始めようと思いました。
開店からこれまで、お店はどのように運営されていたのですか?
ー川村氏
開店してから2〜3年は妻と2人で切り盛りしていました。お互い本業があったので、最初は本当に土日くらいしかやってなかったのですが、徐々にスタッフが入ってくれたことで、毎日開けるようになりました。最初の頃は何回も来てくれてるのにやってなくて入れなかったお客さまには申し訳なかったです。
ー阿佐子氏
主に私がキッチンで、主人はサーブをしたり、お客さんとお話しするのが多かったですね。 映画好きな方って、お話しするのが好きな方が多いんです。そういうことになるとは全然考えてなかったんですけど、 常連さんは主人と話しがしたくてご来店される方がほとんどです。
ー川村氏
カルトな映画が好きな人が集まるんですよ。ちょっと声をかけると映画という共通の話があるので、すぐ盛り上がれます。当初から、サロン的なイメージの場所になったらいいよなというのはおぼろげには思っていたんです。そういう意味でも、ちょっと面白い場所になったかなとは思っています。
オリジナルマグカップ・オリジナルプレートの制作をファースト・スティングに決めた理由
今回制作されたオリジナルマグカップやオリジナルプレートは、幾何学柄が特徴的なデザインのプレートに、黒を基調としたクールで遊び心満載のマグカップ。
お店のインテリアにマッチするオリジナル陶器を制作するにあたり、ファーストスティングを選んだ理由を聞いてみました。
個性的なオリジナル陶器をつくろうと思ったきっかけは何ですか?
ー阿佐子氏
きっかけは、この柄(白黒のジグザグ模様のプレート)です。これはデヴィッド・リンチ監督の印象的なシーンの床の柄なんです。最初はこの柄に似たお皿をネットショップで買って、スイーツとかを提供していました。
そうしたら、お客さまが「これ売ってほしい」とおっしゃって…。意外だったのですが、需要があるんだったら、作ろうかな?と思いました。
お皿はこの形で、デザインはこの大きさでみたいな、要望に応えて下さるのすごい大変だったと思うのですが、色々とわがままを聞いていただけて嬉しかったです。お客さまからの評判もすごくいいです。
こだわりを表現するお手伝いができたようで嬉しく思います。 オリジナル陶器を制作するにあたり、どういった点でファーストスティングを選んでいただいたんでしょうか?
ー阿佐子氏
サイトが見やすかったこと、あと自由度がものすごい高いこと。色も豊富ですし。白だけの業者さんはよく見かけるけど、黒でやってくれるところが意外と少ない。白だけの業者さんは安いんですけど、印刷範囲も限られてて、ラウンドでぐるっと印刷するだけではなく、裏側にも印刷してくださるところってなかなかなくて。
ー川村氏
それだとつまらない。デザイン性を重視したかったので、やっぱり自分らが思っているように作ってくれる業者さんと組みたいねと話してて。理想的だったよね。
小ロットから安い値段で白色のマグカップにプリントができるところは、昇華プリントという手法でやっているところが多くて、それだと地が黒のマグカップに印刷しても色が見えないんです。当社はそういう手法ではないので、黒をはじめ、様々な色のマグカップに印刷できるのが強みです。
ー川村氏
そうなんですね。手探りで探してて、なんとか思った感じにできないかなと、ファーストスティングさんを見つけて、希望の商品作りができて良かったです。
白いマグカップの昇華プリントだと、表面にポリエステルのコーティングをしていて、その上にインクを染み込ませているため、業務用の食洗機とかで何回も洗ったりすると、コーティングされたポリエステルにキズがついて、印刷が剥がれてしまうこともあるようです。
ー阿佐子氏
食洗機は使ってないですけど、確かに傷がつきにくい気がします。 同時期に同じ柄の海外輸入したものも使っていたのですが、そっちはもう剥げてきちゃってます。
ー川村氏
劣化しづらいというのも特徴なんですね。
映画ファンの心をくすぐるオリジナル陶器をつくる際のこだわりとは・・・
映画にちなんだ特徴的なデザインは、コアな映画ファンならすぐにピンとくるデザインなのだそうです。
過去の作品も含め、オリジナル陶器制作のこだわりなども聞いてみました。
これまでも数々のオリジナル陶器を作ってくださいましたが、新作を作る際のこだわりをお伺いしたいです。
ー川村氏
映画のコンセプトがあるので、それを表現できたらいいなと思いながらデザインの相談をさせていただいてます。デザインはドラマの中に出てくる絨毯だったりするんですが、パッと見てもわからないようなものにしようという点にこだわっています。直接的ではなく、ひょっとしたらコレ…みたいに。
抽象性を大事にしたくて。よくある映画系のお皿とかって、ロゴが入っていたりとか、ジャケットがドーン!みたいなのが多いんですけど。 それはちょっと避けたい。そこにこだわると、こういった模様になってくるので、再現性の高い陶器メーカーでないとお願いできない部分が強いです。
一番新作のプレート(手前側)のなんて細かい印刷なので、これが完成したときは嬉しかったです。
ー阿佐子氏
すごい綺麗ですよね。お客さまも喜ぶと思います。結構グロいシーンもあったりするような、かなりのホラー映画がコンセプトなんですけど、その印象的なシーンをコンセプトにしています。
同タイミングで注文をいただいた、こちらのマグカップもシーンがあるのでしょうか?
ー川村氏
そうですね。絵柄のデザインが床や壁みたいな感じです。 こういう部屋で惨劇が起きるというシーンがあるんです。 また赤いカーテンの部屋というのがあるんですが、好きな人は見てわかると思います。
こういう風にわかる人がわかるようなデザインで徐々に刷り込みをしていってるので、徐々にお客さまが推理するようになってきています。
これは映画の中で出てくる、タイプライターで打たれる文字なんですけど。そのままではなくて、元の言語を印刷してもらったりとか、映画を匂わせるようにしています。
ー阿佐子氏
あとは、店名をモノクロームという名前にしているのもあって、テーマカラーというほどではないのですが、モノトーンカラーにもこだわりたいというのもあります。基本的に黒ベースで、ミニマムというか、シンプルなデザインで出したいなと思っています。うちでお出ししつつ、お店のグッズとして買っていただく商品でもありますので。
最近は内側にデザインを入れたりされてますね。何かきっかけがあったのでしょうか?
ー川村氏
最初からアイデアはありました。でもそれはできないよなと思っていました…。そこでファーストスティングさんに相談してみたら「できる」という即答で(笑)。
職人の中でも技術の高い人じゃないと難しいのですが、物理的には当社の手法はどこにでも印刷することができます。
ー阿佐子氏
夏に向けてグラスも考えているので、是非相談させて下さい。 カクテルとかを出しやすい細いグラスが好きで。最近映画のコンセプトでオリジナルカクテルを作ることが増えたので、またオリジナルグラスが作りたいなと思っています。
今後もこだわりの陶器作りを実現できるように挑戦したいと思います。今日はありがとうございました。
まとめ、インタビューを終えて
遊び心満載のお店にぴったりのオリジナル陶器の数々。こだわりの要望に応えることができ、嬉しく思いました。これからも、オンリーワンの陶器作りに全力で協力していきたいと強く感じた取材でした。
今回ご紹介した「CAFE:MONOCHROME」さんのオリジナル陶器をはじめ、デザイン・サイズ・カラーなど、完全オリジナルの食器を作ることが可能です。
好きな場所にロゴを入れたり、イメージカラーに合わせてオリジナルのカラーリングをしたり、エンボス調のプリントをしたりなど、既製品にはできないこだわりの陶器制作が可能です。土から成型し、カラーリングまでとことんこだわってイチから作るオリジナルの食器やマグカップは、きっとこだわりのお店づくりに貢献できると思います。
オリジナル陶器の制作ならおまかせください。
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